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公開日:2017年7月17日
最終更新日:2017年7月20日

その症状、本当に四十肩、五十肩?四十肩・五十肩より怖い「石灰性腱炎」とは?

四十肩・五十肩の違い、症状、原因

四十肩、五十肩は急性と慢性があり、症状も変化します。

肩と腕を動かした時に突然痛みを感じるのが急性で、夜眠っている時に特に痛みが激しくなり、寝返りを打てないという症状が頻発します。

激しい痛みの急性は安静にしていれば数日すると治まることが多いのですが、やがて鈍い痛みに変わっていき、慢性になります。

筋肉が収縮して動かしづらくなり、腕を上げたり、回したりといった動作ができなくなります。

こういった症状を肩関節拘縮(かたかんせつこうしゅく)と呼びます。

根気よく動かし続けることで症状が緩和され、少しずつ動かせるようになります。

その症状、本当に「四十肩・五十肩」?

その症状、本当に四十肩・五十肩?

しかしながら腕が上がらない、肩が痛むというだけで四十肩、五十肩と決めつけるわけにはいきません。

四十肩や五十肩と似ている症状の疾病があるからです。

その代表的な疾病に石灰性腱炎(せっかいせいけんえん)があります。

石灰性腱炎は肩関節にある腱板という組織に石灰が付着して起こります。

レントゲンで見ると白い影ができていますのですぐにわかります。

石灰性腱炎の症状

では石灰性腱炎というのはどういった症状が出るのでしょうか。

四十肩・五十肩と似ている点

肩に突き刺さるような痛みがある、痛くて腕が動かせないという症状は四十肩や五十肩と同じです。
急性型、亜急性型、慢性型という区分がされているところも四十肩や五十肩と似ています。

四十肩・五十肩と異なる点

石灰性腱炎は10日から14日くらいで発症するのですが、ぶつけたり、傷めたりといった記憶が全くないのにいきなり痛みが訪れるというのが特徴です。

四十肩や五十肩ではじわじわと痛みが大きくなるという自覚症状があることが多いのでそういった意味では違いがみられます。

石灰性腱炎では肩が動かせないので他の部位で支えなければならない、肩のあたりが赤く腫れてしまうといった症状がみられることもあります。

石灰性腱炎の痛みはどの程度?

痛みのレベル

炎症は2週間程度で治まりますが、専門医で治療を受けなければならないほど痛みが我慢できないというレベルです。

石灰性腱炎の原因は?

石灰が付着しているというと不安になってしまいますが、肩の筋肉に炭酸アパタイト(石灰)が付着するという症状で、特に腱板に石灰が入り込むことで炎症が起こり、内圧が上昇して痛みを生じるという構造になっています。

石灰が同じように付着しても痛みを感じない人もいますし、石灰が減少したわけではないのに痛みが緩和するということが分かっており、石灰がなぜ生じるのかはわかっていませんし、量と痛みの関係には関連性がないといわれています。

肩を使っているうちに加齢によって筋の状態に変化が生じ石灰がたまり、腱板の中でも抵抗に弱い部分に痛みが生じると一般的に言われています。

石灰の元になる成分は炭酸アパタイトでPHに近い状態で石灰化しやすく、溶けやすいので血中での炎症を引き起こすようです。

石灰性腱炎以外の似た疾病「腱板断裂」

肩関節の痛みで腕が上がらないなどの症状が起こる疾病は「腱板断裂」があげられます。

腱板断裂も40歳以上での発症率が高く四十肩や五十肩と間違えられます。

腱板は肩の関節を安定させる働きを持つ4つの筋肉ですが、腱板断裂の場合には転倒して手をついた、肩を強打したといった事前の原因があることが多いですが、日常生活の動作の中で自然に断裂する場合もあります。

X線には映りませんので診断するためにはMRI検査が必要になります。

痛みで眠れないといった症状で受診される方が多いのも四十肩や五十肩と似ています。

手術をする場合には自然に痛みが和らぐ発症から3か月経過後をめどに手術を行います。

石灰性腱炎と腱板断裂が合併している場合も!

石灰性腱炎と腱板断裂が合併している場合もあります。

石灰性腱炎や腱板断裂なのにもかかわらず四十肩や五十肩だと誤解してもみほぐしなどのその場限りのマッサージを受けている人も多いのですが、その場限りのマッサージでは治らないので病院で検査をしてようやく疾病が判明するということも少なくありません。

痛みを感じている患者様の場合には肩の体操を行ったり、筋の緊張を和らげる施術を整体院、整骨院、接骨院でしてもらう事が効果的です。

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東上野整骨院(院長:久保田勝弘)
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